周りに付きまとい媚を売る女とは違った、どれだけ美しくても中身はどす黒く染まった女ばかりを見ていた―…
だけど海音は黒い感情さえも美しく純粋で透き通っていた。
容姿はこの世界の誰よりも美しくまるで天使のよう…だが美しすぎてそれは畏れにもなるだろうが…
身震いする程の美しさ
それを味わったことは今までなかった。
いくら美しくても皆心は汚れていた。
「…海音」
離れたいと言っても離せる自信なんてない。
海音の額にキスを落とすと愛しそうに見つめるハルウ。
「んッ…」
小さく声を漏らし身動ぎするとうっすら瞼を開ける海音に微笑むハルウ。
まだ覚醒しきっていないのかとろんと目尻を下げ眠そうに目を擦る海音。
そんな姿さえも愛しい――…
この先何があっても海音を守り抜く
そう誓うと海音の唇に触れるだけのキスを落としたハルウ。

