赤面する海音を愛しそうに見つめるハルウに恥ずかしそうにハルウの胸に顔を埋める海音。
「もう!!場所を考えてよハルウ兄様!!」
ノエルの声に疎ましそうに顔を歪めて振り向くと重く溜息を吐いたハルウ。
「あっ…ごめん…」
パッと離れ恥ずかしそうに謝る海音にハルウは離れたことに少し不満そうに眉を寄せる。
「まったく…ここまで溺愛するなんて…」
考えられない、と言った口調で話すノエルは深く溜息を吐くとハルウに視線を移す。
「それは心外だな?まあ海音だけだけがな」
ノエルの言葉に微笑み返すハルウに心底呆れた様子のノエルはまたも深く溜息をつく。
「あー…俺疲れきった」
愚痴を溢しながら近付いてきたロベックに心做しかノエルの頬は赤く染まる。
「ハルウよく疲れないよな」
「まあな」
そう言ったハルウを恨ましそうに見るロベックに思わずふふっと笑みを溢す海音。

