「海音さんも今から母様とのお食事よね?」
「はい」
そう言うとノエルは不満そうに顔を歪める。
「敬語は無しにしましょう?」
「でも…「でも、は無しよ!!」
思わずこくりと頷いた海音に次は満足したのか微笑むノエル。
「私も一緒にお食事をする予定だったの」
「そうだったの…でもノエル様と会えてよかったわ」
海音の言葉に思わず照れたように頬をうっすらと赤く染めるノエル。
「…兄様が好きになるのも仕方ないわね」
「え…?何か言った?」
その言葉に首を振ると丁度庭園に着きそこには既にロイスとレクノの姿。
メニュー