「じゃあ僕といたいか…いたくないか」
どっち?そう言ったハルウに海音は直ぐに
いたい、と言ってまた真剣な表情になる。
一緒にいたいと思う…もしハルウがいなくなったら…?
考えただけで泣きそうになる。
そんな事を考えているとハルウは海音の隣に腰掛けそっと…だけども強く優しく抱き締める。
「嫌な感じがするかい?」
その問いに海音はふるふると首を横にする。
「私…ハルウが好き」
ハルウは…?不安そうに尋ねる海音にハルウは思わずふっと笑みを溢しわざとらしく考える素振りをする。
「んー…嫌いな相手にはこんなことしないよ僕は」
その答えに海音は安堵の溜息を漏らすと幸せそうに微笑む。

