「夜月族はこの文献に記されている事しか分からないと言われています…とりあえず
そのなかの事を説明致しますね?」
夜月族―…月の紋章を持ち一族の中には
天界…或いは魔界の者もいると言われている。
天界と魔界の契約者と言われるがそれが
どのような事なのかは不明。
どこを拠点にしているかも不明。
「本当に謎の種族なんだね…」
これだけの文献にも夜月族の事がわかる事は殆ど無く思わず溜息を漏らす海音。
「…ただ、紋章を持つ者は夜月族の者か…
或いは忠誠を誓った者だと言われています」
「…忠誠?」
私に…忠誠なんて…あり得ない。
そもそも夜月族との繋がりなんて無いし…
考えれば考える程糸は絡まりあい海音は
考えるのを一旦止め深く深呼吸をした。
「…とりあえず、また何かあったら言うね?もう今日は勉強疲れちゃったしお茶でも飲まない?」
海音の提案にクレハも賛成して中庭へと
向かった二人。

