「…夜月族…」
ハルウの居なくなった部屋でぽつりと呟くと同時にコンコンとノックの音。
「海音様?クレハです」
「クレハ!!」
クレハに会えたことで少し暗くなった海音の心も明るくなり思わずクレハに駆け寄る。
「…何かありましたか?」
「え…?」
唐突な質問に一瞬たじろぐ海音。
(…顔色も良くないし目が腫れているわ…)
海音の顔を見てそう思ったクレハは海音から視線をずらさずじっ、と目をみる。
「…クレハにはバレちゃうね…っ」
そこまで言うと直ぐに自分の事に気付いて
くれた事に嬉しくなり思わず頬を緩める海音。

