「…ウッ…嫌ッッ!!…」
寝言なのかは分からないが海音の辛そうな声にハルウは焦って海音に声をかける。
「海音!!…大丈夫か?」
静かに瞼を開けた海音に内心安堵の溜息を
漏らすと海音の体を支えながら起こすハルウ。
「…ハルウッ…!!」
余程怖かったのか海音の目は怯えきっていてハルウも力強く抱き締める。
「…大丈夫か?安心しろ…大丈夫だから」
宥めるように海音の体をしっかりと包みこみ言葉をかけるハルウに安心したのか海音も徐々に落ち着いてくる。
「…また…出てきたのッッ…」
ぽつりと呟いた言葉にハルウが真っ先に浮かんだのは海音をこの世界に連れてきただろうと思われる謎の男。
まさか…あの夢の男か…?
ハルウも思わず表情が強張る。

