「あ…ありがとうございます!!」 海音は少し荒っぽいがエリックの優しさに 触れたような気がして思わず後ろから満面の 笑みでお礼を言う。 (…まったく分からない人だな…) そんな事を思い警戒しなければいけない人 の筈がエリックの頬も珍しく緩む。 「…さて、何処から話しましょうか」 部屋につくなり早速勉強が始まるが海音は 目を輝かせてエリックの言葉を待つ。 「とりあえず…この世界を大まかに説明しますか…」 エリックの話を一言一句逃さない、とでも 言うように海音の表情は真剣になる。