だが海音の考えとは裏腹にエリックは (…この人が本当に信用できる人か…) 海音への優しさではなくエリックは常に 国の為…否、ハルウを第一に考えていた。 「御持ちしますよ」 「…え?あっ重いし大丈夫ですよ!!」 エリックの言葉もそつなく交わす海音は 言葉とは裏腹に手はふるふると重いのか 震えている。 はぁ…と溜息をつけばエリックは無理矢理 海音の本を取ると今まで通り颯爽と前を 歩いていく。