「お久し振りです…」 「お久し振りです…何をしてるんですか?」 エリックの目に止まったのは重そうな歴史の本たち。 「え?…あぁ、少し勉強しようと思って…」 あまり表情を崩さないエリックに海音は少し苦手意識があり語尾が弱まっていく。 「…なるほど…お教え致しましょうか?」 思わぬエリックの言葉にパッと反射的に 顔を上げる海音。 何だ…優しい方だったのね。 予想外のエリックの言葉に心の中で安堵の 溜息を漏らすとコクりと首を縦にふる海音。