「私もっと世間知らずのお嬢様かと思っていたの…でも海音さんはとても品のある
良い子で嬉しかったわ…」


そう言うとロイスは優雅に立ち上がると
海音の手をとった。


「ハルウからお話は伺っているわ…
何かと大変でしょうけど力になるからね?」


これにはハルウも予想外だったのか思わず
目を見開く。


「本当に有り難うございます」


海音は緊張もとけたのか自然な笑顔で
そう言えばまた軽くお辞儀をする。


「さあさあ!!お茶でも飲んで?」


ロイスの言葉にハルウと海音も紅茶を啜り
初対面は無事終了した。