異世界から来た一人の少女。


喜びも悲しみも未来も――…
なにも知らない少女だった。


けれどそんな少女に愛する気持ちや喜び――全てを教え与えたのは一人の王子だった。


異世界へ来たのは必然
ならば二人の出会いも必然―…


もし運命があるならば…それは二人は結ばれる運命だったのではないだろうか。


世界をも越えた確かな揺るぎない愛。


この二人の愛の歌はこれからも紡がれていくのであろう。


もしかすれば―…

貴方の耳にもこの歌声が届く日があるかもしれない。

その時は瞼を閉じそっと耳を傾けてみてはどうだろうか――…





end