「…海音?」
海音のただならぬ表情に訝しげに聞くハルウに気付きヴェルグ達も訝しがる。
「…来る…」
「え?」
ぼそりと呟いた海音の言葉の意味が分からず聞き返せば小さく震えだす海音。
「神達が気付いたのよ…ッッ」
「…ッッ…そんな早くッッ……」
海音の言葉にヴェルグ達も動揺を隠せず顔を強張らせる。
「ハルウとエリックは逃げて…ッッ!!」
ハルウにしがみつき必死に訴える海音にハルウ達も表情を強張らせるがその表情は笑顔へと変わる。
「言っただろ?僕は海音を守ると…」
「……ッッ…駄目よ…神に勝る筈がない…」
「それでも…僕は君を守ると誓った」
いつにない真剣なハルウの眼差しに海音も諦めたように笑みを溢す。
「…じゃあ…守ってね…?」
「大切な姫の頼みなら…」
こんな状況にも関わらず冗談混じりの言葉にヴェルグ達も呆れたように微笑む。

