「海音か…僕はハルウクロム・ハーバルト ハルウと呼んでくれれば良い」 エリックの言葉を待たずにハルウが話すが その内容にエリックは目を吊り上げる。 「名称で呼ばせるなんて!!大体ハルウは」 「あの…お名前は?」 エリックの言葉を遮り話しかけたことに 唖然とするエリックに笑うハルウ。 当の本人はきょとんとしているまま。 「エリック・マグレオス」 淡々と名前だけ告げればまた深く溜息を はいたエリックは額を押さえた。