「…可愛すぎて抑えられなくなるから」
「…ッッ!?」
だから言うなってこと、そう続けて囁かれれば口をぱくぱくしながらも必死に頷く海音。
「海音さん!!」
「ノエル様!!」
勢いよく走ってきたノエルに抱き締められると微笑む海音。
「ハルウ兄様ばっかり海音さんを独占して狡いわ!!」
キッと睨みながら話すノエルにハルウは軽く嘲笑えば意図も簡単に海音をノエルから離し抱き締める。
「海音は僕のだからね、それより…ロベックはいいのかノエル?」
階段の下に視線を向けるハルウにノエルも慌てて階段の下で待つロベックを見る。
「早く気持ちを伝えればいいじゃないか」
「兄様には関係ないでしょ!!」
軽く頬を染めながら言うノエルに呆れたように溜息をつくとノエルは階段の下まで走って降りていく。
「二人も上手くいくといいわね」
「ああ…まあノエルなら平気だよ」
ハルウの言葉に嬉しそうに微笑めばそうね、と呟き頷く海音。

