「でもね、私アマンサさんに言えたの。ハルウの事をその…愛してるから…アマンサさんには渡さない…って…」


途中途中、恥ずかしがりながらも話す海音にハルウは目を見開きながらも微笑む。


恥ずかしいのか俯き耳まで赤く染める海音を愛しそうに見つめると抱き締めるハルウ。


「海音、僕も愛してる…海音以外など好きになれない…誰にも渡さない」


歯の浮くような台詞すらもハルウが言えばそれは素晴らしい愛の台詞になる。


「…海音。元の世界に戻りたいと思うか?」


苦しそうに口を開くハルウに海音は一瞬驚いたように目を見開く。


「私は戻りたくないッッ!!…あんな生活はもう嫌なの…ハルウの傍を離れたくない…ッッ」


その言葉を言い終わるか終わらないかの間にハルウは海音の唇を塞ぐ。