バン―…ッッ
「海音ッ!!」
焦ったハルウの声とともに勢いよく扉が開く。
「ハルウ兄様!!」
「ノエル…海音は?」
ぐるりと部屋を見渡せば寝台に目が止まる。
「今は寝ているわ」
「そうか…」
心配そうに眉間に皺を寄せると寝台へと足を進めるハルウ。
「海音…すまない…」
苦しそうに顔を歪めるとさらりと海音の髪を人束掴み取りキスを落とす。
「ハルウ兄様…少しお話があるの…」
(アマンサの事か…)
直感的にそう考えると視線をノエルへと移し軽く頷く。
「アマンサさんが憤怒して海音さんの頬を叩いたらしいんだけど…」
「…叩いた?」
一瞬ハルウが苛立ちで舌打ちをするが話の続きを促す。

