「…海音さん何があったの?」
「…ふっ…ひっく…」
泣いたままの海音にノエルは更に強く抱き締める。
「…たの」
「え?」
呟くような声に聞き返せば海音は落ち着かせるように息を吐いてから口を開く。
「…ちゃんと…言えたの…ッッ」
「アマンサさんに?」
こくりと頷けばノエルは微笑みながら海音の頭を撫でる。
(…でも…何で叩かれたのかしら…)
そこまで考え内心溜息を吐くとリイフォスとクレハが焦りながら部屋に駆け込んできた。
「海音様…平気ですか?」
心配そうにクレハが聞けばぐすっと鼻を啜りながらこくりと頷く。
「少し…驚いて涙が出ただけなの…ッッ」
そう言い微笑めばノエル達も安堵の溜息を漏らし微笑む。

