「私はこの国の利益にもなる家柄だし…将来的にもハルウ様を支えられるわ」
貴方は?そう続けてアマンサが言えば海音は一度きゅっと唇を噛み締める。
「…私は…利益になることはないです…」
そこまで言うとアマンサは勝ち誇ったように微笑む。
「でもッッ…ハルウを愛している気持ちは誰よりも強いはずですッッ」
そこまで言うと俯いていた顔を上げ強い瞳でアマンサを見る。
「だから私は…ハルウの傍を離れませんッッ」
「な…何が愛よ…ッッ!!私の方が妃に相応しいわ!!」
叫ぶようなヒステリックな声を上げるとバッとアマンサの腕が上がる。
パン―…ッッと渇いた音が響くと同時に海音が小さく肩を震わせる。

