「アマンサさん?ここは王族しか許されない場所ですわ」
苛立ったような口調でノエルが言うとアマンサは一瞬顔を歪める。
「まあ…私ハルウ様を探していたのよ」
「ハルウ…?」
アマンサの言葉に不安な声で海音が言えばアマンサは勝ち誇ったような口調で答える。
「私ハルウ様の側室候補ですの」
「…ッッ」
その言葉に海音が悲しみで顔を歪めれば嬉しそうに微笑むアマンサ。
「側室なら他にもいます、王族ではないにかわりはないんですからお引き取りを」
ツンとした態度でノエルが言うとアマンサは怒りで顔を歪めれば足早に中庭を後にした。
「…海音さん、気にしちゃ駄目よ」
「そうです海音様!!」
元気づけるようなノエルとクレハの言葉に海音はこくりと頷けば無理矢理、笑顔をはりつけた。
「私気にしないわ…今日はこれで帰るわ…ごめんなさい」
そう言うと二人にお辞儀をして走ってその場を去っていった。

