2ヶ月後

進路決定も間近に迫ってきた


「おっはよ-!!」

「双葉♪おはよ★」

優奈ちゃんは朝来たらいつも読書をしている

続きが気になるかも知れないけど

あたしが来たら本をしまってあたしと話をしてくれる


「優奈ちゃん!!M大一緒に行こうね」

「何、もちろんいいけど、どしたの急に?」

「それがさあ~亜貴がね昨日一緒にM大行こうって♪」

「はいはい、あたしは付き添い人ね」

「そんなことないってぇ!!、ね?優奈ちゃんてばあ~」

優奈ちゃんはふてくされてしまった


「嘘だって!!うちも双葉と同じ大学行くから♪受験がんばろうね」

「うん♪」


「山下おはよ」

「あ!!隼人君★」

隼人君はいつも目を擦って教室に入ってくる

「ねえ!隼人君もM大行こうよ!!」

「あ~俺就職だからあ♪彼女も作らなくちゃいけねえし」

「そっかあ-」

隼人君はまた自分の席に着くと伏せて寝てしまった

隼人君しってるよ?

あの日、亜貴とすれ違ったとき言ったよね


=山下泣かせたら俺が容赦しねーぞ=って

「隼人君!!」

「何~?」

強引に隼人君を起こすあたし

「あたし、隼人君も大好き!!!」

「は!!??///」

いっぺんに赤くなる隼人君


「隼人君も優奈ちゃんも水島君もみ~んな大好き!!
あ!!でも一番好きなのは、亜貴♡ 」