「田中さんのおうちは、どの辺なんですか?」
「ん。坂の銀行のそば。」
中山は名前の通り、ながーい坂が団地の中央を走っている。
銀行は坂の麓の方だ。
「えっ?じゃあ通り道じゃないし。」
「だっけ?」
「家、坂の上なんですけど…?」
「別にいいよー。大して変わらないよ。」
変わらなくないし!
なんでちゃんと聞かなかったんだろう。
馬鹿だった…。
「すみません…。」
田中さんが、チラッとこちらを見た。
「えっ?本当に気にしないでよ。
本当に近いじゃん。」
だから、近くないよ。
この坂、2kmはあると思う。
「ん。坂の銀行のそば。」
中山は名前の通り、ながーい坂が団地の中央を走っている。
銀行は坂の麓の方だ。
「えっ?じゃあ通り道じゃないし。」
「だっけ?」
「家、坂の上なんですけど…?」
「別にいいよー。大して変わらないよ。」
変わらなくないし!
なんでちゃんと聞かなかったんだろう。
馬鹿だった…。
「すみません…。」
田中さんが、チラッとこちらを見た。
「えっ?本当に気にしないでよ。
本当に近いじゃん。」
だから、近くないよ。
この坂、2kmはあると思う。

