ひし形のお守り


───ガラッ


意を決したように少女は勢いよく戸を開けた。

開けたとたん、ツーンと鼻をつくような生臭いにおいが少女を包んだ。


『……え?』


目の前の光景が信じられなかった。

そこで少女が見たものは──