『ん、これでよし♪』


目の前には、私から隼人への手紙、


これで最後…もう、終わらせる。


『次はー…準備だぁぁあー!!!』


私は、わざと明るく振舞い、準備を始めた。







    ー数分後ー







『準備完了♪』


私は、準備を終わらせた。


準備した荷物をもち、そのまま玄関へと向かう。


ガチャ…


私はなるべく、ゆっくりドアを開けた。


まだ隼人は寝ている。


別れるなら、見つからないうちに…そう私が考えたからだ。


テーブルの上には隼人に書いた手紙……









これでもう、心残すことはない。

















『さようなら…。


 そして、有り難う』


そして、私は静かに歩き出す。


キィィ、バタン。


鈍い音をたて、扉はしまった。




    -桜end-