『じぁーん!!可愛いでしょ!?』
「あぁ、そうだな」
家に帰って、かれこれ1時間、
家の中(寝室)では、プチファッションショーが始まっている。
最初は、普通に見ていたが、1時間も続くと飽きてしまう。
今は、眠気と戦っている最中だ。
『もぉー、ちゃんと聞いてるの?』
寝ている俺を叩いて起こし、
ゆっくり目を開けると、桜は頬を膨らませていた。
「あ、ごめん、」
俺は、軽く謝罪をした後、小さく欠伸をした。
俺の様子に気づいたのか、
『しょうがないなー、これぐらいにしといてあげる♪寝てきなよ』
そう言い、桜は寝室から出て行った。
「ふぁ、お言葉に甘えて、寝ようか」
俺は、布団に寝ころび、ゆっくり目を閉じた。