ふいに桜をみると、
上目使いで俺の返事をもじもじしながらまっていた。
そんな桜を、とても愛しく思った…
桜が可哀相だから?
桜に行くところがないから?
そんなのただのいいわけだ。
今気づいた、俺は桜に恋してる。
だから、桜にそばにいて欲しいんだ。
桜が俺の事を何とも思ってなくても………
だから答えは決まっている。
「良いよ。此処に住んでも」
俺がそう言うと、桜はこれでもか!!ってぐらい目を見開いた。
『良いんですか!?有り難うございます!!』
とっても喜んでいる桜を見て、顔がゆるむのが分かった。