「もう一回だけだよ?」


「うん。聞こえなかったらやだし、近くで言って」



近くですか!?
ただでさえドキドキしてるのに・・・っ


「はやくしろよー・・・」


うっ・・・
しょーがない!!こうなったらやけだ!!
まず近くに行って・・・


「・・・っ」


「好き・・・っ!」


すぐ離れようとしたけど
腕を掴まれてしまって離れられなかった。
どうしよう・・・どうしよう!!
心臓の音が聞こえちゃうよ・・・!!



「みーい。」


「っ!!」


いきなり抱きしめられて
パニック状態のあたし。

どうしよう・・・どうすれば・・・!!


「・・・?」

「あげる」


「!!」


ネックレス!!
可愛い・・・
陸センパイからプレゼント・・・っ


「ありがとう・・・っ」

「嬉しい・・・!!」



「やっぱね。未衣ってそーゆうの好きそうだったから」



「喜んでくれてよかった」


・・・っ!!
陸センパイ・・・
これ以上あたしをどきどきさせないでくださいよぉー・・・



「あたしも何か・・・」

「・・・なにもない」


「・・・」



「すいませんんんん!!」

「今すぐ何か買ってきま・・・」


「んじゃ、これもらう。」


へ!?
これって・・・
あたしー・・・!?

「そ、それってどーいう意味で・・・」

「・・・あせりすぎ」


「だ、だってぇ・・・」