何人かに告白してもらったけれど、体温が高いのかまでは分からなくて…
その中に熊田先輩もいたんだ。もちろんその時は断った。
でも11月に入ってすぐにもう一度告白をされた時、あたしは気づいてしまったんだ。
その日の朝、天気予報のお姉さんが出かける際は厚手の上着を羽織っていくといいでしょう、と言っていた。
予報通り日中でも気温は上がらず、生徒のほとんどはセーターを着込んだり、ワイシャツの中にロンティーを着たりしていた。
そんな冬一色に染まっていた中、野外にも関わらず熊田先輩は着込んだ様子はなく、寒がる仕草の1つもしていなかった。
『…あの、寒くないんですか?』
あたしの唐突な質問に熊田先輩は目を丸くするも、すぐに背筋を伸ばして
『大丈夫です! 自分、毎朝外で乾布摩擦してるんでっ!!』
驚かずにはいられなかった。
その中に熊田先輩もいたんだ。もちろんその時は断った。
でも11月に入ってすぐにもう一度告白をされた時、あたしは気づいてしまったんだ。
その日の朝、天気予報のお姉さんが出かける際は厚手の上着を羽織っていくといいでしょう、と言っていた。
予報通り日中でも気温は上がらず、生徒のほとんどはセーターを着込んだり、ワイシャツの中にロンティーを着たりしていた。
そんな冬一色に染まっていた中、野外にも関わらず熊田先輩は着込んだ様子はなく、寒がる仕草の1つもしていなかった。
『…あの、寒くないんですか?』
あたしの唐突な質問に熊田先輩は目を丸くするも、すぐに背筋を伸ばして
『大丈夫です! 自分、毎朝外で乾布摩擦してるんでっ!!』
驚かずにはいられなかった。

