え…? 幸せ…? 「な、何言ってんの。そんな訳ないじゃん」 むしろ、悠真の冷たさには、ウンザリだったのに。 「そう?でも、私には、すごく幸せそうに見えたけどなぁ」 いっちゃんの言葉に、自分でも動揺してるのが分かる。 「まあ、由香里が言うなら、違うのかもね。じゃあ、また遊ぼうね!」 いっちゃんの後ろ姿を見送りながら、あたしはしばらく、立ち尽くしていた。