だけど…、 お茶をしても、服を見ても、何だか楽しめない。 あ、この服、悠真に似合いそう。 なんて、思っちゃダメ!! 「由香里ちゃん、手、繋いでいい?」 「え?」 一瞬、イヤだって思っちゃったよ。 悠真じゃなきゃイヤだって…。 なんて思った時だった。 「由香里~!」 遠くから、いっちゃんが手を振ってやって来た。