――カラカラカラ…。 「おい、由香里。飲まないのかよ?」 「あっ、うん。飲むよ」 いけない、いけない。 ついボーッとして、氷を掻き混ぜてた。 「ねえ、悠真。あたし、また他校の友達に、勘違いされちゃった」 「勘違い?」 「うん。悠真を彼氏だと間違われた」 アイスティーを飲みながら、あたしは悠真を見ない様にした。