「いい加減、服着てよ」 「何、緊張してんだよ?」 まるでからかう様に、悠真は笑いながらあたしを見てる。 「べ、別に緊張してないよ!体が冷えるから、言ってるの」 サッカーで鍛えてるからかな? 悠真の体は、細い割には筋肉質。 そんな体、さすがに、目のやり場に困っちゃうから。 「分かった。着るよ」 渋々、Tシャツを着ながら、悠真は言った。 「あっ、そうだ。お前、さっきの友達に、深入りすんなよ?」