悠真の家は、あたしの家から徒歩1分。 帰り道に先にあるのは、悠真の家。 だから、小さい頃から、自分の家以上に、出入りしてるんだ。 「いらっしゃい!由香里ちゃん、ケーキ食べない?」 「ケ、ケーキ?」 相変わらず、悠真のお母さんのキャラは強烈で、あたしが来る度にハイテンションで接してくる。 「母さん、シャワー浴びてくる」 「ええ~!?じゃあ、一緒に食べれないじゃない」