それにしても、何で悠真はあんなに怖い顔で、あたしたちを睨んでるわけ? 「じゃあ、由香里。また遊ぼうね!」 「うん。バイバイ」 いっちゃんは、少し名残惜しそうに悠真を見ると、走って人混みの中へ消えた。 「ごめんね、悠真。今の友達」 「へぇ~」 何よ。その不機嫌そうな言い方は。 「それより、早く帰ろうぜ」 「分かったわよ」 まったく、悠真は何とも思わないの? あたしたちが、恋人同士に間違われる事に…。