『あぁ…そうだった。そういえば今日、陽月が私服で学校に来てな。』 「……は?瑞華が……ですか?」 『あぁ。』 「でも瑞華…、今日は風邪だって…。」 『風邪?普通に元気だったけどな。』 「………は?」 なんでこんなに食い違うんだ……? じゃあ風邪ってのは……瑞華の嘘? 何なんだよ……。 なんで瑞華は嘘なんて……。 でも…、なんで瑞華は学校に行ったんだ? それも私服で…。 「瑞華と会ったんですか…?」 『あぁ……。 ……退学届を渡されたけどな。』