青薔薇姫




倉庫に戻ると、彰人と零也はソファでくつろいでいて、尚希はパソコンに向かっていた。


「紫苑も戻ってきたし、瑞華のお見舞いに行く?」


「あぁ。」


さっきのネックレスをポケットに入れ、車に乗り込んだ。


「なんか紫苑機嫌よくなったー?」


「あ、俺も思った!!」


「顔がニヤけてキモいですよ。」


そこまでキモい顔してるのか…?


だったら相当瑞華に入れ込んでんだな…。














……知らないうちに瑞華を好きになってた。


まさかここまでだったとはな…。