「………」 さんざん泣いたあと、美結は俺の腕の中で寝てしまった。 そろそろ戻らないと、体が冷えてきた。 寝ている美結を担いで、ベッドのある部屋に入る。 すやすやと眠っている美結を見つめた。 美結がどれだけ苦しんでいるか分かんねーけど…。 守ってやりたい。 『あたしが殺した』 その言葉が引っかかったまま。 満って名前も… 一体誰だろうか。