「な、なんで笑うんですか」 唇を尖らしてそう言うから、俺はなぜか笑いが止まらなかった。 …こんなに笑ったの、久しぶりかも。 「わりーわりー」 「…全然悪いなんて思ってないくせに」 「あ?なんつった?」 「い、いえ何でも!!」 まさか計算してやってる訳ねーよな。 だとしたら天才だと褒めてやるが。 「もう寝るか?」 「そうですね…2時ですし」 もうそんな時間になったのか。