「俺の仲間に入るならルールがある」




「はい」




「俺の命令は絶対だ。逆らえば俺のチームから抜けてもらう。」




逆らうつもりはないけど…。




「仲間は大切にする。」




なるほど…。




「分からないことがあれば聞け」




「どうして…あたしを?」




何て聞いたらいいか分からなくておそるおそる訊ねた。




「……。別に」





一瞬の間は何だったのだろう。




気になったけど、聞くことは出来なかった。




その意味を知るのは、まだ先のお話…。