「あなたには関係ないです」 「お前はガキか」 「っ…あなたに、あたしの何が分かるって言うの!!」 涙が止まらない。 言い方がヒドすぎる。 「もう疲れたんです、ひとりにして」 相手は不良なのに、あたしは恐れてない。 頭がおかしくなったのだろうか。 「失礼します」 何も言わない金髪にそう呟いて、あたしは扉の方へと向かう。 …出ようとした、その時。 「っ!!??」 いきなり、後ろから抱きしめられた。