「殺さねーから」 そう言われて、全身の力が抜けた。 「話があるんだけど」 「……っ」 「お前、俺のチームに入れ」 「は、はいぃぃっ!?」 俺のチームって…不良チームに!? 無理に決まってる!! あたしケンカ強くないし!! …じゃなくって!! 「い、いや、むむ無理です!!」 首をふるふると横に振って、全力否定。 黒髪の視線が恐ろしい。