「ご、ごめんなさい…」 こちらをじっと見ている2人に頭を下げる。 恐ろしくて顔が上げられない…。 金髪はずっと気付いてたんだ…。 あたしが寝たふりをしてるって、分かってたんだ。 だから、嘘をついた。 単純なあたしは見事に引っかかった。 あーもう…全部が嫌になる。 「大丈夫か」 「へ?」 思わず顔を上げてしまって、金髪と目が合う。