美結 side


「ん…」




重い瞼をゆっくりと開ける。




視界に入ったのは、見慣れない天井。




「……?」




ここはどこだろう。





少しだけ体を起こすと、金色が目に入った。




「っ!!」




もしかして、ここは…。




部屋をぐるっと見てみると。





見たことのある部屋だということに気付いた。