「親は大丈夫なのか」 「大丈夫です。」 そう言うのが、精一杯だった。 「出るぞ」 「…はいっ」 立ちあがった金髪男に続く。 結局おごってもらっちゃったけど…いいのかな? 「ありがとうございました」 会計を済ませた金髪男に、頭を下げる。 「おー」 ダルそうに返事して、お店を出て行く。 あたしもゆっくりとお店を出た。