カラフル。




「…何?」




会話を聞いてないフリして、黙って食べる。




「…あぁ、楓に任せる」




楓…?



お友達かな…?



「ファミレス」




『はぁ!?』




そんなに驚くことなのか、相手の大きな声が聞こえた。




「じゃ」




それに気にすることなく、金髪男は電話を切った。




そして、あたしに視線を向ける。