どうしよう…っ。 何も言ってくれないし…早く帰ろう。 「あの、それじゃぁ…」 「行くぞ」 あたしの言葉を遮って、金髪男はそう言った。 行くって…どこに?? 頭の中にはてながプカプカ浮かぶ。 「ちょっと待ってろ」 あたしに拒否権は与えてくれないらしい…。 逆らうと怖いし、素直に待ってよう…。 いきなり着がえだしたから、あたしは慌てて目を逸らす。 何この人…。 恥じらいってものがないんだろうか…。