美結 side


「…ん……」




ゆっくりと重い瞼を開く。




ぼんやりと見える世界は、見慣れない景色。




…ここ、どこ……?




自分の部屋じゃないことは確かだ。




だからと言って、知っている人の部屋じゃ…




「っ!!」




ガバッと起きあがり、辺りを見回す。




「!!!」




だ、だれ……!?




頭の中が真っ白になって、倒れ込んだ。