「俺にはできねー」 死にたいなら、自分で死ねばいい。 俺は人間の死に関わることは嫌いだ。 「なんで…っ」 唇を震わせて、オンナが俺を見つめる。 「あなたなら平気でしょ!?」 「は?俺が?」 「いつもケンカしてるんでしょ!?」 「だから何」 「だったらあたしを殺して!!」 腕をぐっと掴まれた。