蓮 side


「蓮」




「あ?」




声がして振り返ると、楓(かえで)が立っていた。




「何あのオンナ」




「……」




俺にも分かんねーよ。




楓を無視して、Tシャツを着る。




「おい蓮」




「…んだよ」




今日は疲れてんだから話しかけてくんなよ。




「オンナ、暴れてるぞ」




「……。は?」