「えー美結ちゃん水着じゃないの?」




みんなが残念そうな顔してるけど…




「お前らバカか。美結は唯一のオンナだぞ」




そう、女の子はあたし1人だけなんだから無理に決まってる!!



「ちぇっ…」




「す、すみません…」




謝る必要は全くないんだけど、あまりにも残念そうな顔をするからつい謝ってしまった。




「あ、ごめんね!謝んなくていいよ」




みんながそう言ってくれたから、あたしはホッとして笑った。




「かわい~…」




「よっしゃ!行こーぜ!!」




盛り上がったみんなは、海に向かって走ってった。